正直言って、由優の言葉にビックリした。 俺のこと…好きでいてくれたっていう風に捉えていいんだよな…? もう、そういう対象として見てくれてないかもしれないと思ってたけど…… 違ったんだ…。 俺の腕の中で泣いている由優が、たまらなく愛しくて、このまま離したくない…と思ってしまう。 由優のサラサラした長い黒髪に指を通して梳かすと、ピクッと体を震わせた。