え? 空守君の言葉の意味が分からずに、首を傾げた。 「いや、何でもないよ…。由優に手当てしてもらったら、あんまり痛くなくなった。」 空守君は、私の手を包むように握った。 「由優…。俺ら、さっきまでやってた試合に勝ったから、次が決勝なんだ…。相手は3年生。負けられねぇから…見にきてほしい…。」 真剣な瞳で私を見つめる。 「で…でも、私が行っても何も…出来ないよ…?」 「そんなことねぇ…。由優が来てくれたら…、応援してくれたら…俺は強くなれる…。」