由優は…ちゃんといた。 だけど…… なんなんだ? あの三人組のチャラそうな若い男たちは…。 由優の周りを囲むようにして、何やらニヤニヤしながら話し掛けている。 ふざけんじゃねぇ…。 俺はズンズンと男たちの所に行くと、由優との間に無理矢理割って入った。 「何、俺の女に気安く話し掛けてんの?」 ものすごい勢いで男たちを睨むと、“なんだ…彼氏持ちか〜”と、つまらなそうな顔でスタスタ露店の方に行ってしまった。