「はい、色男!ウーロン茶二つ、お待たせ!!」 露店にやって来た俺は、かなりテンションが高いオジサンから、ウーロン茶を受け取り、由優のもとへと急いだ。 ちゃんと境内にいるよな…? まさか、俺といるのが気まずくて帰ってたりしねぇよな…? なぜだか、悪い方向へと考えてしまう。 不安な気持ちを抱えながら、境内へと続く階段を上ると…… 俺は、思わずウーロン茶の入った紙コップを握りつぶしてしまいそうになった。