屋上にいるんだ。
ふとただの天井を見上げて考えてしまう。
今から屋上に行くべきかどうか。
だけどなんだか気持は向かなくって、屋上に繋がる階段の目の前に来てもただ階上を見てしまうのみ。
勿論なんにもなくて、薄暗い階段がそこにあるだけ。
「あれ、みーや! 何してんの?」
どうしようかな、そう逡巡していると階段下から巴ちゃんの声が聞こえた。
小さなファイルみたいなものを胸に小走りに上がってくる。
その隣には知らない男子生徒がいた。
「あ、巴ちゃん、ちょうど良かった」
そう言いながらも後をついて上がって来た男子生徒に視線がいってしまう。
それに気付いたのか巴ちゃんが「ああ」と笑いながら紹介してくれた。
「同じ文化祭実行委員の高梨先輩。先輩のところも去年喫茶店やったらしくて色々話聞いてたんだ」
その襟の学年章は三年を表す赤色だった。
「はじめまして」と頭を少し下げると、感じの良い挨拶が返ってくる。
ふとただの天井を見上げて考えてしまう。
今から屋上に行くべきかどうか。
だけどなんだか気持は向かなくって、屋上に繋がる階段の目の前に来てもただ階上を見てしまうのみ。
勿論なんにもなくて、薄暗い階段がそこにあるだけ。
「あれ、みーや! 何してんの?」
どうしようかな、そう逡巡していると階段下から巴ちゃんの声が聞こえた。
小さなファイルみたいなものを胸に小走りに上がってくる。
その隣には知らない男子生徒がいた。
「あ、巴ちゃん、ちょうど良かった」
そう言いながらも後をついて上がって来た男子生徒に視線がいってしまう。
それに気付いたのか巴ちゃんが「ああ」と笑いながら紹介してくれた。
「同じ文化祭実行委員の高梨先輩。先輩のところも去年喫茶店やったらしくて色々話聞いてたんだ」
その襟の学年章は三年を表す赤色だった。
「はじめまして」と頭を少し下げると、感じの良い挨拶が返ってくる。



