翼が顔を近付けてきた時


“キス”されるのかと思った


翼の吐息があたしの鼻にかかり


やけに身体が熱くなった


ドクンっドクンっ・・・とやけに
跳ねる心臓がウルサイ


はぁ・・・


軽くため息を吐き出し

あたしは眠りの世界へ堕ちた──






.