――ピンポーン…。 インターホンを鳴らした。 琉唯の家。 赤川くんに家までの道を教えてもらって、たどり着けたものの…。 「………」 反応がない。 でも、琉唯は自宅で謹慎中のはず。 もしかして、居留守…? もう一度インターホンを押してみても、相変わらず無反応。 やけにしーんとする住宅街。 あたしは、じっと玄関のドアを見つめた。 琉唯……?