「…や、なんか琉唯、あたしに話しかけてこなくなったから…。」
「ふ~ん。気になるの?」
「そうじゃないけど、ただどうかしたのかなって」
「変なの。」
華がくるりと、あたしのほうを向く。
「…やっぱ琉唯、何か」
「琉唯じゃなくて、エマ。」
表情も変えず、話す華。
「変なのは、エマ。」
「…え?」
「あたしは、輝先輩の惚気でも言ってくるのかと思った。
せっかく大好きな先輩と付き合えたのに、エマは琉唯が気になるんだね。」
そう言った華は、ニヤリと笑った。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…