輝先輩が、その場で立ち止まった。 つられて足を止めたあたしを、輝先輩はじっと見つめる。 あたしも、ただ見つめ返す。 輝先輩が、そっとあたしの髪に撫でるように触れた。 「ひかる…せんぱい……?」 輝先輩の唇は、 あたしの唇を捕らえた。