キミの願いを


「「…は?」」


あたしと琉唯の声が、同時に聞こえて、同時に勢いよく華を見た。



「琉唯も、他と約束してないんでしょ?」


「まぁ、それはそうやけど。」



「それなら、エマの面倒見てあげてね。あたしら、行くから。」


「んじゃ、また。」



と手を振って、2人ともなんだか怪しい微笑みを浮かべながら、教室を出ていった。




にしても、いつもなら

『ありえへん。勝手に1人でまわっとけや』

なんて、言いかねない琉唯が、華に文句ひとつ言わなかった。


変なの……



そう思いながら、琉唯を見ていると、その視線はすぐに琉唯の視線と交わった。