「琉唯って、塾とか行ってたの?」 「まあ、中学んときは一応。」 「へぇ~。行ってたんだ。」 無事にプリントも終わって、琉唯と帰り道を歩く。 「琉唯が塾に行ってるとことか、想像できひん。」 ちょっと可笑しくて、半笑いで言った。 「なんやねん。 お前、また関西弁うつってる」 言いながら、琉唯はあたしのおでこを軽くこついた。 「あれっ。居残り?」