消え行く花のように




「ぎゃああああ!!!!」

ねじりあげられ、ありえない方向へ捻じ曲げられた腕の痛みに、男が耐え切れず悲鳴をあげる。

――ゴキッ

嫌な音とともに折れる腕。

「た、助けてくれえええ!!」

解放してやると、男は冷や汗と涙で顔をぐしゃぐしゃにしてその場に座り込み、哀願した。

「……」

その顔を見ても何も感じはしなかった。

俺はただ無言で、男の首へ片手を伸ばし、掴むとそのまま高く持ち上げる。

足が宙に浮き、男は息ができず苦悶の表情を浮かべ、必死で足をばたつかせたが、俺は意にも介さず男の身体を持ち上げたまま、空いたもう片方の手でその胸をつらぬいた。

「ぐ……ふ……っ」

うめき声を上げるその口から、つらぬかれた胸の穴から……






溢れる






赤黒い







血――