ようやく落ち着いた、頭痛と渇きに胸をなでおろす。
(だが……このままでは……)
この静まりが一時的なものであることは十分わかっている。
このままの状態でリエルのそばにいて、無事でいさせることは不可能だ――
「リエル。すぐに服を着ろ。コートもだ」
「……出かけるの?」
「いいから早く!」
強い口調で言われ、リエルは一瞬ビクリとしたが、言われるままに着替え、コートを羽織った。
「よし、いいこだ」
自分も着換えながら、リエルの支度が済むのを確認して、椅子にかけていたコートを着ると、リエルの目線まで屈み、その顔を覗き込む。
「悪いが、急な用事ができた。ガーフィールドを覚えてるな?」
「……うん」
「今から一緒にガーフィールドの所へ行く。おまえはそのまま2,3日そこにいるんだ」

