大きな愛

「美月さ…結婚したら…何したい??」

「ん?あたしは…旦那さんに愛情たっぷりのお弁当あげたり、子どもに色んなとこに連れて行ってあげたいな…」

「そっか…俺はな…奥さんが毎日笑顔でいて、子どももスクスクといい子に育っていけたら…それでいいかな…」

「なんか…賢治らしい答えだね」
そんな賢治が申し訳なかった。

「俺と美月なら…叶うよ…」

「そうかな…?」

今日の賢治は前の賢治と違って、なんか強くなった気がする…。


「美月…結婚したいだろ?」
「もちろん!!」

「じゃあさ、どんな感じで式あげたい??」

「え??何急に…」

「いいから…」

「う~ん…サプライズ的な感じがいいかな~?」
なんかそういうの好きだからな…」

「そっか…」