後出しでの駆け引きだ。こちらの来歴や目的を相手には一切教えずこちらの目的だけ完遂する。山本もその辺りを本能では察してはいるが、言葉に変換するだけの精神的なゆとりは無い。
「まあ、もうどうでもええわ。やけど、そんな暴挙とも云える行動が、今のアンさんの現状を作り上げとるんや。もう逃げ道無いのと違いますか?」
「……意味が分からんな」
「最後の忠告や。罪を認める気はありまへんか?」
「知らん!俺は何も知らんぞ!!」
関がこれ以上は無駄とばかりに軽く肩を竦める。確かにこれ以上の押し問答は無駄だろう。私は頷き関と男の間に入る。
「死を持って償うしか無さそうだ」
私が山本に言葉を掛けると答えに窮したのか黙り込む。無駄な遣り取りだ。こんな事で山本の罪を許す気は無い。私は軽く踏み込み、体重を乗せた右ストレートを打ち込もうとした瞬間、背後からグッと身体を引かれた。
「ここから先は、ワシ等の領域では無い見たいやで」
「まあ、もうどうでもええわ。やけど、そんな暴挙とも云える行動が、今のアンさんの現状を作り上げとるんや。もう逃げ道無いのと違いますか?」
「……意味が分からんな」
「最後の忠告や。罪を認める気はありまへんか?」
「知らん!俺は何も知らんぞ!!」
関がこれ以上は無駄とばかりに軽く肩を竦める。確かにこれ以上の押し問答は無駄だろう。私は頷き関と男の間に入る。
「死を持って償うしか無さそうだ」
私が山本に言葉を掛けると答えに窮したのか黙り込む。無駄な遣り取りだ。こんな事で山本の罪を許す気は無い。私は軽く踏み込み、体重を乗せた右ストレートを打ち込もうとした瞬間、背後からグッと身体を引かれた。
「ここから先は、ワシ等の領域では無い見たいやで」


