山本が最後の強がりとばかりに怒声を上げる。だが、山本が混乱する程に関は好都合とばかりに笑みを浮かべる。
「目的なら色々やけど、山本はん、アンタは少しばかり遣り過ぎた様でんな」
「難癖を付ける積りか!?」
「ワシはそんな無粋な真似はせん。しかし難癖とはまた、自分の置かれいてる立場分かって無いのと違うんかいな?」
関は遠巻きに山本の言葉の逃げ道を潰して行く。これが片桐の云う心理戦と云う物なのか。全ての内容を把握している私には別に何も感じ無い会話だが、予備知識と云うか、私達の素性を知ら無い山本からすれば何処迄話をして良いか分かる訳も無く、薄気味悪いだろう。
「金なら払う……だから、命だけは助けてくれ!」
「そう云う懇願をして来た人を、山本はん、アンタは何人見殺しにしたんやろうな?」
関が緩やかに会話を進め出すと、山本の顔からは徐々に血の気が引き何か喋ろうとしたが、関が大声で「兄さんは関係あらへんわ」と遮り山本はそこで絶句する。
「山本はんのお兄さんは関係無いでっしゃろ。あれは只の飾りですやん」
「な、何を云ってるんだ……」
「目的なら色々やけど、山本はん、アンタは少しばかり遣り過ぎた様でんな」
「難癖を付ける積りか!?」
「ワシはそんな無粋な真似はせん。しかし難癖とはまた、自分の置かれいてる立場分かって無いのと違うんかいな?」
関は遠巻きに山本の言葉の逃げ道を潰して行く。これが片桐の云う心理戦と云う物なのか。全ての内容を把握している私には別に何も感じ無い会話だが、予備知識と云うか、私達の素性を知ら無い山本からすれば何処迄話をして良いか分かる訳も無く、薄気味悪いだろう。
「金なら払う……だから、命だけは助けてくれ!」
「そう云う懇願をして来た人を、山本はん、アンタは何人見殺しにしたんやろうな?」
関が緩やかに会話を進め出すと、山本の顔からは徐々に血の気が引き何か喋ろうとしたが、関が大声で「兄さんは関係あらへんわ」と遮り山本はそこで絶句する。
「山本はんのお兄さんは関係無いでっしゃろ。あれは只の飾りですやん」
「な、何を云ってるんだ……」


