関が珈琲を用意し乍話し掛けて来る。本格的に煎れる積りの様で、道具は揃っている。
「シャワーを借りるよ」
「おう。動くのは昼以降の予定や」
「後、これを片桐から渡された」
 銃をソッと手渡し、均等に振り分けた銃弾を差し出す。
「ふん。味な真似をするやっちゃで」
「だが、頼りには成るね」
「見透かす様に動いとるやろ。あれが悠也の流儀でな。ワシも始めは驚いたわ」
「だろうね」
「話は後でするからシャワー浴びて来い。新しい服とか下着は、後で悠也が持って行くやろう」
「随分と手回しが良いね」
「今日の動き次第で死んでまうかも知らんからな。最後位は小奇麗でも悪くないで」
「違い無い」
 軽い皮肉の応酬をしてバスルームに向かい服を脱ぐ。この数日で色々な事が有ったが、案外悪い気はしない。延々と続く過去の罪との葛藤が消え去る糸口が見えて来ているからだ。