片桐に護身用として拳銃を手渡された。この重みが現実の重さだと私を自覚させるには十二分な存在感だ。
「関の事を任したぞ」
片桐がぶっきらぼうに云い放つ。それ程迄に心配をしていると云う事は、矢張り信頼関係はかなり濃いのだろう。私は片桐からの要求に頷く。
「用事は済んだ。部屋に戻ってやりな」
「良いのか?」
「一人で十分だ。梱包が終われば一時間前後で帰って来る。それ迄にオッサンも復活する筈だ。その時に細かい打ち合わせをすれば良い。それ迄はアンタも身体を休めとくんだな」
片桐は一定のリズムで話し乍も手を休める事無く男をトランクに放り込むと、何事も無かったかの様に部屋を出て行く。あれだけ堂々とした態度だと確かに怪しいとは思え無い。
私は片桐を見送る様に入り口に立ち、コツコツと遠のく足音を聞き乍、自分もあの様な図太い神経が欲しい物だと思い乍入り口のドアを閉じた。
*
浅い眠りだったのだろう。入り口が数回叩かれる音に気が付き眼を覚ますと、恵が片桐を迎え入れていた。私は軽くノビをすると、関も物音に起こされたのか、ゆっくりと起き上がる。
「身体は大丈夫なのか?」
片桐が関に尋ねると、関はだるそうに「大丈夫や」と答えてキッチンへと消える。
「九時過ぎだ」
片桐が回りの空気を読み代弁するかの様に時間を告げる。私は軽く頭を左右に振りキッチンへと移動する。
「大丈夫かいな?」
「関の事を任したぞ」
片桐がぶっきらぼうに云い放つ。それ程迄に心配をしていると云う事は、矢張り信頼関係はかなり濃いのだろう。私は片桐からの要求に頷く。
「用事は済んだ。部屋に戻ってやりな」
「良いのか?」
「一人で十分だ。梱包が終われば一時間前後で帰って来る。それ迄にオッサンも復活する筈だ。その時に細かい打ち合わせをすれば良い。それ迄はアンタも身体を休めとくんだな」
片桐は一定のリズムで話し乍も手を休める事無く男をトランクに放り込むと、何事も無かったかの様に部屋を出て行く。あれだけ堂々とした態度だと確かに怪しいとは思え無い。
私は片桐を見送る様に入り口に立ち、コツコツと遠のく足音を聞き乍、自分もあの様な図太い神経が欲しい物だと思い乍入り口のドアを閉じた。
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浅い眠りだったのだろう。入り口が数回叩かれる音に気が付き眼を覚ますと、恵が片桐を迎え入れていた。私は軽くノビをすると、関も物音に起こされたのか、ゆっくりと起き上がる。
「身体は大丈夫なのか?」
片桐が関に尋ねると、関はだるそうに「大丈夫や」と答えてキッチンへと消える。
「九時過ぎだ」
片桐が回りの空気を読み代弁するかの様に時間を告げる。私は軽く頭を左右に振りキッチンへと移動する。
「大丈夫かいな?」


