「俺の当面の仕事はあの二人を守る事だが、アンタはどうするんだ?」
「詳しい話は和さんに聞いてくれたら良いが、行動は和さんと取る積りだ」
「腕に自信は?」
「分からないね」
「あの親父、冴えない風貌だが腕は持っている」
「それは知っているさ。私よりも上だろう」
「自分との違いが分かるだけでもマシだな。自分の力を弁えていると云う事は、大丈夫そうだ」
「心配かね?」
「色々と有ったからな。それでも関係が続いてるんだ。相棒に選ぶのはアイツの勝手だが、足手纏いな使い手なら論外だと思ったんでな」
「認められたと?」
「さてね」 
 素っ気無い限りだ。だが、要点だけを押さえた言葉運びは粗野だが悪い感じを受ける事が無い。生来持って生まれた物だろうが、掴み難いが嫌いなタイプにも成り難い雲を掴む様な男だ。