「全ての処理が終わり次第事情を説明したら相手側も手を引くやろ。無論、そのゲームマスターが対外的に表面化したらの話や」
「刑務所にぶち込むと云う意味だね」
「せや。そうなったら、依頼人も関係を持つのを避けざる終えん。下手に関係を築こうとしとったのがバレたら、その企業自体叩かれるやろうしな。そこ迄して一人の人材を入れるリスクは流石に避けるやろう。下手に一般人の心象を悪くしたら、企業自体が死んでまうからな」
「有耶無耶にしてしまうって事だね」
「それが一番安全な方法や。対外的には一人が捕まるだけで終わるけど、水面下では色々と下地を打って、生き残るべきして生き残るって感じや」
「勝算は?」
「五割程度って所や。危険な賭けに成るのは間違い無い。やけど、手を打たんと、どの道破滅以外無いわ」
 関の決意の言葉が店内に響く。後に引く事は出来無い。勝算が五割。本当に難しい状態だが、遣り切るしか方法は無い。情報を手繰り寄せ、相手の裏を突いて逃げ切る。これ以外に方法は無いと云えるだろう。話自体は纏まった。後は如何対応するかだけだが、その辺りは関に何らかの考えが有るのか、比較的ゆったりと構えている。