「私の予測だが、これだけ手の込んだ事をする連中だ、何処かでチャンスを狙っていると思うし、恐らくこの店も見張られている可能性はある筈だ。そう成ると色々と工作をする必要があるが、大丈夫かな?」
「大丈夫です……」
 これで先ずは一歩前進だ。後は私達の動きが問題に成る。上手く立ち回らなければ逆に喰われる可能性が高い。二人を匿うとしても、何処に匿うべきか。それに二人を引き合わせる事が果して大丈夫か如何かも問題に成る。カウンターの中で色々と逡巡して要ると、階段が軋む音が響く。