瑠霞はあたしのちょっとした様子の変化に気づき、徐ろに携帯のサウンドフォルダから、曲を流し始めた。 瑠霞「きっと今の森川にぴったりだと思う、聴いてて。」 そう言われた通り、耳を傾けていると… 今のあたしと同じような心情、曲であまり泣かないあたしが、ボロボロと涙を流しながら聴いていた。 そっと抱きしめてくれる瑠霞。 耳元でそっと、無理しないで泣いて良いんだよ…と、強がりなあたしに言った。 .