運び込まれた光輝君はその後、なんとか安静になった。
病院も消灯時間になったから次々と病室から明かりがなくなる。
私はまた中庭の木の下で空を見上げていた。
「あ…!満月!」
もう4月の半ば。
私が人間になって1ヶ月。
もう1ヶ月もたったんだ。
なんか…長いようで短かったなぁ…。
……。
だんだん満月を見ていると…神様が憎くなった。
「なんでなんですか…。」
「なんで光輝君を苦しめるんですか!?」
「な…なんで光輝君にあんな病気をかけたんですか!?」
「光輝君…歌が大好きだった。歌ってる時の光輝君の顔、誰よりもキラキラしてた!」
「なのに…どうして…。」
病院も消灯時間になったから次々と病室から明かりがなくなる。
私はまた中庭の木の下で空を見上げていた。
「あ…!満月!」
もう4月の半ば。
私が人間になって1ヶ月。
もう1ヶ月もたったんだ。
なんか…長いようで短かったなぁ…。
……。
だんだん満月を見ていると…神様が憎くなった。
「なんでなんですか…。」
「なんで光輝君を苦しめるんですか!?」
「な…なんで光輝君にあんな病気をかけたんですか!?」
「光輝君…歌が大好きだった。歌ってる時の光輝君の顔、誰よりもキラキラしてた!」
「なのに…どうして…。」