少しして病室に戻ると、光輝君たちが待ってましたとでも言うように私にお礼を言って缶ジュースを手に取った。



それから皆で騒ぎまくって遊んだ。


友達と遊ぶっていうのはこんなに賑やかなんだね。



その日の夜。



「ごめんな…。まさかあいつらが来るなんて予想してなかったからさ。」



中庭のベンチで2人きり。


その後、光輝君は歌ってくれた。


歌い終わった後、少し寂しそうな顔をする。



「どうしたの?」


と聞いても首を振るだけだった。



…きっと病気の事を考えてるんだね。