そう言えばさっきも声がするまで 足音…無かった。 まるで瞬間移動のように やってきた人物。 気になるけど……怖い。 「神共が起きてこられる前に……」 (……神…?) しかし私は震えながらも好奇心の方が勝って 気がつけばフッ、と その頭上から降る声に向かって顔を上げていた。 「わ……っ、」 バチッと目が合う双眼。 その人影は、ポカンと目を見開いて 対する私は思わず小さく声を漏らしてしまった。