さすがに一般の人間には見えないにしろ 体がドロドロなゾンビとか、目玉が何個もある妖怪なんかよりも全然いい。 …妖怪って実はみんな人間と変わらないのかな? 「目玉が何個もあるやつもいる。」 「…また心読んだ。」 「顔に出ていた。」 ムッとして膨らませていた私の両頬を 凜にパチンと叩かれて、もう一度視線が絡んだ。 その漆黒の瞳には、揺らぐことなく 私が映る。 「初仕事だ。」 ――”初仕事” その響きに、私の胸が高鳴った。 それは期待なのか不安なのか… (どっちも、かな?)