私の攻めを甘んじて受けていた紅藤様は、後半の、もう攻めではなく愛の告白としか取れないような言葉になった頃から、いつもの自信を取り戻していた。

「反省するよ・・・これからは、ちゃんとお前に相談するから・・・ねえ、朱蘭、なぜ、俺のそばにいてくれるの、教えてくれないか」

興奮状態にあった私は、いつもだったらそんな恥ずかしいことは言えないけれど、今の気持ちにせきたてられて、勢いのまま、話した。

「貴方を愛しているからです!貴方に愛されていたいからです!何度も言わせないでくだ・・・」

最後まで言わせてもらえずに、私は彼に押し倒された。

最初から最後まで、とても彼は優しかったし、ずっと耳に優しい声で愛している、と言ってくれていた。

その時は幸せだったけれど、次の日、寝台から上半身を起こすのどうにかやっとできるくらいまで、体力を削られることとなった。