タカはどこだろう…? 僕は人の並みに逆らって進んだ。 すると、行き交うサラリーマンのちょうど隙間から、小さな男の子が見えた。 タカだ…。 タカは、おどおどしながら立ち止まっていた。 周りをキョロキョロと見回している。 そんな所で立ち止まったら危ない…。 「…タカ!」 僕は呼ぶと同時に、タカの腕を掴んだ。 タカはビックリしながら振り返る。 「琴夜っ…」