あたしの視線の先。





「快適そーですね」




「そー?」




快適…。





快適なんて要らないから、、、








「あのさ…」







思いきって話しかけようとしたが、






「あ!すいません。





俺帰るんで、じゃぁこの場所に




迎え来ます」








早く帰りたいんだけどとか言われるとでも思ったのかな。







気づけばあたしは1人になっていて。







「はぁ…」








マンションを眺め、




深いため息をつく。








まだマンションには戻らない。







あたしは近くの花壇に腰をかけた。








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