「うん、知りたい。」


即答・・・。


ちょっとは考えて答えてほしかった!


と言わんばかりの顔をした夏樹に対して・・・


千草はドキドキしていた。


やっと、心のモヤモヤが消えてくれると・・・。


「んじゃ、場所を変えて話すよ・・・。」


そう言って、歩き始めた。


夏樹が止まった。・・・図書室?。


「ねぇ、何で図書室?。」


「1番ココが落ち着いて話せるから・・・。

 
 じゃあ、俺の過去を話してやっか!。」


そう言って、いすに腰掛けて話し始めた。


私はそばに寄って聞いた。


 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜


黒薔薇中1年・・・俺はバンドに憧れていた。


いつか、みんなとバンド組んで楽しい日々を送りたいと思っていた。


その願いはすぐに叶った。


”黒薔薇中バンド同好会”


人数が少人数のため、同好会で活動する事になったが・・


それでもバンドが組める喜びは誰よりも大きいモノだった。


さっそく、バンド同好会室にむかった。