「ねぇ、千草・・・さんは何組?。俺はD組。」


「私は、A組・・・。」


「ウチと林檎はB組でーすっ。」


「そうなんだよぉ・・・雛莉といっしょぉ。」


「おっ、俺はC組。なんか・・・みんなバラバラだなぁ〜。」


そっかあ、だから知らなかったんだ。


んん?でも、なんで一緒にバンドしてるんだろ・・・。


「ねぇ、なんでみんなクラス違うのに、一緒にバンドしてんの?。」


するとみんなは、さっきまでの笑顔がウソだったかのように消えてしまった・・・。


「なんで一緒にいるのか知りたい??。」


夏樹が言った・・・。


なんか怒らしちゃったかなぁ?。


「うん・・・知りたい。
 
 あ、面白がってではなくて、ちょっと気になっただけだから。」


すると、次は雛莉が口を開いた。


「ウチら・・・売れないバンドの集まりなんだぁ〜。
 
 みんな才能あるのに、追い出されちって・・。
 
 可哀想な奴らだよね・・・。 
 
 で、いつの間にか一緒にバンドくんでたって訳。」


そー・・・だったんだ。