グリム童話な物語

「んん?開かねーし………。

 鍵ぃ?」


雛莉が戸惑っていると


変態さんが起き上がった。


「酷いなぁー………。

 香住さんも

 結構かわいいから

 襲えばこっちのもんだと

 思ったのにぃ〜。

 ざーんねん」


すると雛莉は


顔めがけて拳一つ


………お見舞いしたのだった。


鍵を机から奪いドアを開けた。









えぇ?


視界の先には………


あの先輩が。


「あーらっ?

 せっ先生~~~~~。

 大丈夫?

 手当てしなきゃ。」


そして


雛莉の方に目をやった。


睨んでるしぃ………。