千草は、軽音部がある事は知っていたが・・・・良いものとは思っていなかった。
千草の想像する軽音部は・・・
『ロックです!!』って感じで、頭を振ってギターを弾いているイメージがあったのだ。
その、音楽が流れている部屋のドアを開けた・・・
「うわぁ〜〜。」
千草は、今まで見た事ないような光景を見た。
1人の少年がマイクを持ち、それを囲むようにして
ドラム・ベース・ギターを持った人が立っていた。
「あのぉ〜〜?。軽音部に何か用ですか??。」
マイクを持った少年が聞いてきた。
「あ、いえっ・・・その!
音楽につられてココに来たんですけど・・・。
もっと聞きたいと思ったんですけど・・・ダメですか?」
「いえ!どうぞ聞いていって下さい!なぁ?」
「そうです。聞いて下さい!!。」