グリム童話な物語


 俺はお前と違って、

 バンドを本格的にしたくて部活にはいった。


 なのに・・・お前の遊びにつき合ってる暇はない。


 さっさとやめちまえ・・・。」


俺はぼろクソ言われた。


確かにそうだ・・・。


俺はただの遊びで入った。


バンドをやった事が無いのに憧れていた。


こんな俺は、いる資格が無い。


・・・何もかもおわった。


俺は、秋の目を見つめた。


秋はまだ睨んでいる。


諦めよう・・・俺がバカだった。


元々、自分が思っているバンドとは・・・




ほど遠いものだった。