月日が経ち、俺たち黒薔薇中バンド・・・
”黒薔薇バンド”は一躍有名になった。
共感出来る歌詞と、深みのあるメロディー。
みんなが楽しめるバンドができ、
夏樹は今までに無い気持ちが込み上げてきた。
とてもうれしくて、とてもたのしくて、とても、とても・・・。
黒薔薇バンドは同好会ではなく、正式な部活動として認められた。
すると、中3の先輩から知らせが来た。
「今週にある文化祭に出る事になった。
至急!みんなと集まって、歌詞を書くぞ!。」
との事だった。
文化祭・・・。夏樹は夢でも見るような気持ちでいた。
誰よりも早く歌詞を書きたくて、部室に走り込んだ・・・。
部室のドアを開けると・・・もうみんなはいた。
「夏樹ぃ!歌詞かくぞ!!。」
「はいっ!。頑張りましょう・・・先輩!」
