「なんか辛いことあったらいつでもいいなよ!」 志乃は明るく 最高の笑顔であたしの肩をぽんっと叩いた。 あたしも がんばろ。 佐々くんはきっと本気じゃなくて みんなが言うように あたしのことなんて いつ飽きられて 相手にされなくなるかわからない。 だから“好き”なんて ぜったい言えないけど 今はどんなふうに思われてても 佐々くんがあたしに興味をもってくれるのなら 一緒にいたい。 だから この気持ちは秘密。 ...あたしってMなのかも。