「部屋にシャワールームもあるけど共同風呂も使っていいからね。朝10時から夜11時までならいつでも空いてるから。」


「わぁっ。おっきい!」



寮は比較的あたらしくて
キレイだ。



「じゃあ、はい。こちらが美咲さんの部屋ですよ。同じ2年生の梶原さんっていう子と相部屋になるからね。」



寮母さんが

コンコンと部屋をノックして
先に扉をあけて入っていくと


あたしは2つ離れた隣の部屋が
カチャっと開くのに気づいた。



「.....っ。」




部屋に入ろうと足を踏み入れた状態で
隣から出てきた二人に目が釘付けになった。