ヤルって...今そういったよね?そんなのやだっ!
あたしは良からぬ想像を膨らませて慌てた。
「佐々くんっ!//ねぇってば。あたし寮帰んないといけないの!」
ひたすら強引にすごい力で引っ張る佐々くんに
どうにかしようと声をかける。
「門限は10時だろ?」
「うっうん....」
ってそうだけどっ///
ちがうよーっ!
「そっそうじゃなくてっ」
言葉を続けようとしたとき
佐々くんが突然腕を離して
あたしの顔を見つめた。
「お前どこいきてぇ?」
へ?
また唐突な質問に首を傾げる。
「俺がこの辺案内してやるっつってんの!」
「えっ?ホント?!」
そういうことだったんだぁ?
あたしが越してきたばかりなのを知ってるから
佐々くんは気にしてくれていたのかな?
案外いい人なのかも...

