「言われたとおり待ってたんだけど...何か..用事?」
あたしはチラッと横目で佐々くんをみた。
「は?」
「用件があるならここで言って!」
少し強気で言葉をぶつけると
佐々くんは
「ここじゃ意味ねーよ。」
と言った。
「え?..なんで..」
そう質問した時には
すでに腕を捕まれていた。
「一緒に帰んだよ!」
「はっ?ど//どーいうこと?離してよ!」
掴んだ腕をガッチリ握っていたかと思うといきなり今度は
肩に腕をまわした。
「俺、今からコイツとデートだから。わりぃけど今日は帰って?..それともコイツとヤるとこ見てぇ??」
そう言うと
佐々くんは、佐々くんについて回る女の子たちに向かって
笑顔をみせた。

