「っ...やだっ....!」


何がおきたのか一瞬真っ白になったけど
それがキスなんだということはすぐにわかった。



抵抗をしようと思わず
佐々剣志郎の唇をかんだ。



「っテ....//全否定なんかするからだ、バーカ。」



そういった瞬間唇が離れたかと思うと



「っ....//........ゃ..」



あたしの後頭部を片手でささえ
さらに激しく深いキスで
あたしの呼吸を奪ったんだ。



「......んっ////.....ぁ...」



激しく深く..
嫌なはずなのに溶けてしまいそうなのはなんで?



カクンっと膝の力が抜け
立っていられなかった。



ふわっとして座り込んでしまいそうなわたしの腕をグッと掴んであたしの顔を再び覗きこむ。



「簡単に感じてんじゃねーよ。ぜってぇお前をオトしてやる。覚悟しとけ。」



クスッと笑った佐々剣志郎は
唇からでた自分の血を
左手の甲でキュッと拭った。