「なぁ。」
「えっ?//////」
胸をときめかせているあたしの顔に
佐々くんは整った顔を近づける。
「俺はこっちのがいンだけど?」
佐々くんの腕を掴んだあたしの両手を剥がすと
ギュッとその手を握り繋いで
先を歩き始めた。
「浴衣似合ってんじゃん。///」
「えっ?///」
ボソッとつぶやくように言った佐々くんは
後ろから見てもわかるほど
耳まで真っ赤だった。
「//////////////」
佐々くんの浴衣姿もかっこいいよ。
胸のときめきが止まらない。
でもそれをあたしは口に出しては言わなかった。
手を引いて歩く
佐々くんの後ろ姿に
その広い背中に
手から伝わる温もりに
幸せを感じていた。

