★‡said琴子‡★



「いいな〜。琴子は。」


「え??」



寮の部屋で
アイスクリームを頬張りながらテレビを見ていると

志乃が突然口を開いた。



「だってさーっ、あさって夏祭りだよ?」


「あぁ、うん???」



あたしはアイスクリームを口に含んだまま
首を傾げる。