オンナなんて 簡単に抱けたのに 怯えるような 琴子の瞳をみる勇気がない。 琴子を抱くことがこんなにも怖いなんて。 臆病な俺は 自分の本気の気持ちすら伝える勇気がないけど 今はただ 琴子の気持ちが俺にちゃんと向いているのか それだけが知りたくてたまらなかった。 そして 琴子がでていった後ひとりになった俺は カタカタと 震えるうでをおさえながら 自分の気持ちを再確認していた。