休み時間 移動教室から戻ってきたとき岩井が 隣のクラスの女子生徒と仲良く 楽しそうに話してた。 「何あれ...」 「琉華。ほっとけばいいじゃん」 「だっておかしいでしょ?私は一睡も できなかったのに、あっちは何もなか ったようにしてさっ!!」 「そっちのほうがいいじゃん。」 「良くないよ!」 「琉華、何むきになってんの? 何か岩井に嫉妬してるように 見えるんだけど?」 「えっ?」 急に顔に熱が帯びていくのがわかった。