「愛の伝説のヒント発見したぞ！！」

政樹がニヤついた顔で言う。
あたし達は駆け足で滝に向かった。
滝は小さいけれども本物のようだった。川を飛び越えて滝の裏側に行くと、洞窟があった。

奥が何かで照らされて光っている。

「何かある！！」

あたしは興奮しながら洞窟の光に向かって走っていた。
薄暗い洞窟を照らす光…それは何かの石だった。
神々しく輝く石に箱が包まれていた。

「中、開けた？」

「まだ…」

あたしは箱に手を触れた…
箱を開けると中には…6つのリングが入っていた。

「ペアリング？」