LASTLOVE

(でも今後何もされなかったら、それが1番ぃぃんだよね♪)

あたし達は再び出発し、右往左往しながら砂地へと向かった。
小さな島だから、ちょっと迷ったような気がしてもすぐに浜辺に出る。
浜辺に出たら、海外沿いを歩けば確実にもとの場所に戻れるから、なんの心配も無かった。

砂地には集合時間の15時ちょっと過ぎには着いた。

奈緒と翔が仲良さそうに火番をしている。
枝が要領よくツル草で何束にも山のようにまとめられ、焚火もいつもより火力が増していた。

(愛の力かな?)

からかいたくなったけど、怒られそうだからやめた。