LASTLOVE

あたし達は立ち止まってキスするとギュッと抱きしめ合った…。


砂地に戻ると4人はすでに帰って来ていた。

「お疲れ様。」

口々に声を掛け合い、円形になって座った。

「どうだった?」

すかさずあたしが聞いた。春が答える。

「森は本当に小さかった。動物のいる気配はないし、本当何も無かったな。」

「あたし達は収穫あったわよ。」

美月が言った。

「これ…」

リュックサックを一つ、真ん中に出した。

「リュックの外には手紙があったわ。まだ読んでない…。」

そう言いながらビリビリと封をめくった。