LASTLOVE

夢は政樹に抱き着いた。
政樹の大きな手が、夢の背中を包み、片手で顎に触れキスをして来た。

何度もキスをし、次第に夢はうっとりしてきたが、政樹が服に手を入れて来た瞬間我に帰ると、怒ったフリをした。

「ヤめてょお。」

「ちょっとくらいいいじゃん?」

「ダメ!」

「俺食べるものが無くなったら夢食べる。」

「毎日食べてるくせに!」

付き合って一年半…変わることなくずっと政樹とはラブラブ。

でも…

「ねぇ…政樹…?」

「ん?」

「美月さんと浮気しちゃヤダからね。」

夢はもお一回政樹に抱き着いた。