LASTLOVE

「そうかも。でも、とりあえず助けは来る!電話の声の相手はわかった?」

「それが、副音声でさ。全くわからなかった。」

「そっか…。」

「よし。まずは、出発だ!歩きながら考えよう。」

「うん!」

あたし達は遺跡を出るとすぐに海が見えた。森の木々が倒されてやけに海が近く感じる。というよりも、島は海に沈んでいる感じさえする。

「ねぇ?この島、沈んでるのかな?」

「そうかもしれないな…。人工的に、島を出没させたり、沈めたり出来るのかも…。」

「崖の下って…もう沈んでないかな!」

「急ごう!」