LASTLOVE

「こんなに小さい島を全員で探索しなくてもいいんじゃない?携帯が無くても外部にあたし達の存在を知らせられる。」

奈緒が怪訝な顔であたしを見た。

「あたしマッチ持ってる。とりあえず海岸で焚火して煙を焚くのが1番確実に外部にあたし達の存在を知らせられるんじゃない?」

あたしはサバイバル番組や本を見るのが好きだったから、なんとなくどう動くべきかは考えられた。
いざという時のために必ず財布にマッチを入れているし煙草は吸わないがライターも持っていた。

ただ、これはリアルだから不確実なことは言えないが…。